スピリチュアルサインとは、一言でいうと「カードを必要としないタロット占い」というとイメージしていただきやすいでしょうか。
ちょっと詳しく説明していきますね。
タロットカード占いは『その時、その人に必要なメッセージがカードを通して出現する』偶然性=シンクロニシティを用いた占いです。
スピリチュアルサインとは、この「偶然性」を決まった道具をつかわずに、自然や周りの声、もしくは内面などから、受け取り手がメッセージを受け取ることをいいます。
昔からあったスピリチュアルサイン
『スピリチュアルサイン』や『スピリチュアルメッセージ』という言葉は、割りと新しい言葉です。
・・・が、空を見て、虹やキレイな満月を見つけいいことがありそうだな。と感じたり、流れ星が流れたとき願い事を思い出したり。またお茶碗が欠けたのを見て悪いことがないか心配したり。昔の人も周りのいろいろなものからインスピレーションを感じていました。『縁起』といって受け継がれてきたものです。
この事象に新しく名前が付いたものが『スピリチュアルサイン』です。
違いがあるとすれば「昔からの縁起」がこれから起こることを受けいれるものなのに対して、スピリチュアルサインの場合は『成功しやすいタイミング』を教わり、最大限にいかすことを考えられる、ということです。
例えば流れ星を見た時、願い事をいえなかったらそこで終わりにするのではなく、『流れ星を見たのは、今、願い事が叶いやすいタイミングというサイン』だと受け取ることができてそこから「応援されている」と感じながら努力できたら。願い事もかなっていくような気がしませんか?
そして実際に「応援されて」いて、今行動を起こせば成功できる!という最適なタイミングを教えてくれるのがサインです。
縁起以外にも、サインが「スピリチュアルサイン」という名前が昔からあった話しをいくつか例にあげてみますね。
➀映画『サイン』
2002年・・・と少し古いのですが、メルギブソン主演で『サイン』という映画がありました。
物語の序盤で起こる妻の死も、遺した言葉も、弟の特技も、娘のおかしな趣味も、息子の病気さえも、最後に全部が1本の線につながります。迫る危険をサインに気付くことで突破していきます。その場で気付かなくても、こういう意味があったのか!と思うものもでてきて、全てが『その結末』に向けて用意されていたものとわかります。
同じ言葉を聞いても、同じことが起きても、本人だから「知っていた」ことで、ほかの人が受け取っても何も意味のない言葉です。
この『個人的なサイン』ほど、強いもの。そして、同じ言葉を聞いてもきっと他の人では気付かないのです。
②観音教「偈文」
観音教では、「偈文」というお経の中でスピリチュアルサインについて書かれています。
観音様は必要な形で表れる。というお経です。
完全にスピリチュアルサインと合致します。
『知識があなたを助ける時には、知識のある人としてあらわれ、あなたを助けるでしょう。
子どもの形の観音様に助けてもらうことで助かる人には、子どもの形になってあらわれましょう。』
「スピリチュアルサイン」は「スピリチュアルメッセージ」ともいいます。
あなたに1番伝わりやすいカタチをとりながら、世界が話しかけているのです。
サインを受け取りやすくする方法
サインを受け取りやすくする方法は、とてもシンプルです。
その方法は、すべてに感謝の気持ちを向けることです。
スピリチュアルサインは宇宙から宇宙の一部であるあなたに対して送られます。
「これはサインかな?」というスピリチュアルな空気に意識を向けることが第一歩です。
サインが届くのは宇宙に愛されている証拠です。
「愛されている」と感じることで、だんだんと世界にたいして優しい気持ちと感謝の気持ちで満たされていくでしょう。また「愛されているあなた」のことをあなた自身も大切にしなくてはと思うようになります。
サインを受け取り感謝する、良い循環の中に入ると表面的な悪いことが起きたとしても、意味を考え学びとして受け取ることができるようになります。
仏教では、「仏教を信じるな」といいます
悟りを得たブッダでさえ「これが正解です」「私のいうとおりにすれば幸せになれる」ではなく「私のいうことを信じるな」といいました。
それぞれの内面に答えがあることをご自身の体験からご存じだったのだと思うのですが、あなたはどうお考えになられますか?(*^_^*)
「あなたにとって正しいか」を、判断できるのは自分自身だけです。
スピリチュアルメッセージの体験は、その精度を高めてくれる意味もあるのかも。
誰かの言葉も「あなたの世界」の一部。
最近、すごいタイミングでの気付きがあったんですよ。
ちょっとシェアすると「幸せじゃないと感じるのは、幸せな時があったから」という文でした。
そのタイミングでその言葉を受け取れたことが、後で人生がかわるターニングポイントになりました。
書かれたブロガーさんに、感謝を伝えたところ、その方は「はじめて書かされた感じがしました」と言っておられました。
音楽がふってきた。とか、ワンピースの作者もマンガをかかれる時にふってくると聞いたことがあります。
書いた方が「書かされている」ことがある、というのは、私がみるためにそこにあらわれた言葉かもしれません。
誰かの書いた言葉も、受け取る側の世界で起きることです。
思ったものじゃないサインを受け取った時
逆に、占いで別れたくないという相談をしたのに「別れた方がいい」とカードが出るように、願っていないことをサインとして受け取ってしまうこともあるでしょう。
占いは、あくまでもその時のままいけばこうなるということを示すものですので、その後の本人の意思次第で結果はかわります。
同じように『警告』のスピリチュアルサインなどは、予告ではなく回避するためのものです。
・・・ただ。この場合、本当に別れを願っていないかを本心に問う必要はあるかな。と思います。
所詮、この世のできごとは心の中で作っているものがうつってみえるものなので。
また、これも何度も繰り返しになりますが、スピリチュアルサインは受け取った本人にしか本当の意味を感じとることはできません。
誰かが一緒にみた「別れのサイン」を「相手との別れ」と読んだとしても、あなたの中の「トラウマの解消(別れ)」だったり「よくない習慣との決別」で相手とうまくいくのかもしれないし。
だから自分のことは自分でわかるところまで、自分をたかめることが必要になってくるんですよね。
仏教の話し、スピリチュアルに興味がある方は調べてみるのおもしろいですよ。
スピリチュアルサイン、最終的には。
昔からスピリチュアルを話していた一部の人たちが「最終的には、スピリチュアルは必要なくなってるよね」と感じている話しを耳にするようになりました。
自分の中から出る言葉や思考が世界を作っている。その完成が近づいているのかもしれないです。
私も、最終的には、外からの声がなくても内側の声が聴けるようになってくといいな。と思っています。
でも、なかなか難しいから・・私も世界に一部として、ここにたどり着いていただいた方の気付きの一部を担うことができたらうれしいとこのサイトをつくりました。
タロット占い師としてオリジナルの解釈としまして、スピリチュアルサインの下にタロットカードやオラクルカードの解釈をのせています。
楽しんでいただけたらうれしいです(*^_^*)